今月の大阪は6日に茨木アナーキー、8日に寺田町Fireloopと二本立て続けにやりました。
二本ともこれまでになかった種類の充実感がありました。
茨木アナーキーは(行ってもらったらわかるけど)火影をさらに狭くしたような、ほんとマンションの一室みたいなところでばかでかい音を出すハコ。
人数もたぶん20人も入ったら窒息しそうになる感じ。
で、そこでライブが始まってみたら、かつてないくらいの”遊び場”感がありました。
その場所は、何か大きなものを目指して戦い続ける中でのワンシーンというより、全員でおもちゃばこの中に入って未来も過去もなく全力でその場を遊ぶような。
対バンがよかったってのももちろんあるんだろうけど、ライブイベントって楽しいものなんだってビシビシ感じまくる空間でした。
またやりたいなあ。
寺田町Fireloop、言わずと知れた大阪の有名箱。
絶妙なステージの高さ、そしてステージ上も含め考え抜かれた音響、照明、バンド冥利に尽きるというか、Fireloopのような場所で全力を出すことが、自分が音楽をやっている意味のうちのひとつなんだなって思い知らされる夜でした。
茨木アナーキーでの本気の遊び、Fireloopでの自分の限界超え挑戦、どっちも大好きで優劣もつけがたくて、なんでなんやろなあって思ったら、どちらにも共通してあるもの、それが”命の実感”でした。
今確かにここにある自分の命を感じることができる時間、それがどちらのハコにも流れていました。
どうせ死ぬっんだて、別にネガティブな意味じゃなく思ったりすること多いし、そもそもバンドだって全然永遠ではない。
どこまで音楽が好きなのかもよくわからないし、どうなりたいかの確固たるビジョンが決定しているわけでもない。
それでも僕はライブが好きで毎日だってやりたいって、これだけははっきりとわかっている。
生きている実感、自分の命を感じる瞬間が好きなのかもなあって思った。
音楽人生どれだけの時間が残っているのかはよくわかりません。
だからこそ、一瞬一瞬に真摯でありたいと、この2つのライブを通じてあらためて思いました。
次は20日の横浜。大阪は来年かな。
まだ見ぬ喜びと充実感を得るために、とにもかくにも精進します。
まだまだ全然成長できるので。