聴き放題サービスについて ~デメリット編~

さて、本日は聴き放題のデメリット編。

思いつくこととしてはこっちの方が多いから二回に分けて書きます。

それでは本編・・・

その1:音楽でいよいよ食えなくなる!

音楽は、特にメジャーの音楽はいわゆる護送船団方式です。
ある程度の規模を超えるとバンドやミュージシャンが単体で活動していくことは無理になります。事務所やレコード会社、デザイナー、印刷会社、広告関係者など様々な人が関わって作品は初めてお客さんに届きます。
さらにいうとかけだしのバンドだって、ライブハウスがないとライブできないし、ライブハウスを運営するにはPAさん、バーカンや受付のスタッフさんが絶対に必要。規模の大小はあれ、その規模の経済を満たすだけのお金がないとシステムは維持できないわけです。

聴き放題で配信している人間の率直な感想として、一回聴かれる利益はざっくり言って1円程度。”音楽で食えるレベル”を月収20万に設定すると、3人組のヨルノアトの場合は月に60万円、つまり60万回再生してもらえないといけないわけ。(単純計算ごめんね。実際は配信会社によって利益や方式はマチマチです)
この計算でいくと、1万人に毎月平均60回聴いてもらわないといけないわけだ。きっついなこれ。
しかもこの計算はバンド単体の話だから、ここに所属事務所の人の給料などを出していこうと考えると音楽で食うなんて一気にムリゲーになるわけだ。(あくまで単純計算だけど)

CDの1枚3000円というパッケージはよくできていて、そこにレコード会社や音楽事務所、デザイナー、印刷会社、流通会社などの利益が全部詰まっていたわけで、だからこその一大産業だったわけです。
まあもちろんトップミュージシャンは音楽で食っていけるとは思う。でもストリーミングになることで食っていける絶対数は確実に減ると思ってます。
そうなると、別に仕事を持ちながら身体の許す範囲で活動を続ける人が増えるわけで、結果的にはシーンの層が薄くなると思いますね。

ストリーミングになることで音楽の市場規模が回復したという記事もあるからなんともいえないけど、全国民が毎月1000円払うというようなことにでもならない限り(そしてその利益がミュージシャンサイドに還元されない限り)ストリーミングは音楽文化をシュリンクさせると思います。

以上デメリットその1、お金の話でした。

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